防音ガラス入り樹脂サッシ(内窓インプラス)の施工例

高い防音効果の窓工事。

駅に近く静かな高級住宅街なのですがお客様は朝夕に発生する通勤通学の騒音を気にされておりました。
騒音計を持参で採寸に出かけましたが、屋外での計測にもかかわらず数値は瞬間の最大値でも80デシベル以下で、平均して65デシベル程度でしょうか、
屋外体感でこの数値は特に騒音として高い方でもなかったのです。
そして、屋内で計測すると平均50デシベル以下と静かで、お客様の仰るバイクも通過しないので余計に騒音は感じません。

この環境で騒音を気にされるお客様は、よほど音に敏感でおられるのかと思いましたが、そうではなく特定のバイク排気音のみを耳障りとされておられました。
窓環境を拝見しまして、単板ガラスの窓と勝手口ドアにテラス窓と道路に面して3ヶ処が主に音の侵入を許している様でして、特に勝手口ドアはかなり気密性も 低下している様子でした。

お客様は既にメーカーのショウルームで樹脂サッシ(内窓インプラス)の性能を騒音の中で体感し確認してられました。
ショウルームでは単板ガラスの組合わせだったのが、ご自宅には防音ガラス(ソノグラス)をお選びになりました。
当初のお奨めはトータルでの費用対効果で真空ガラスだったのですが、僅差の性能で防音ガラスとなったのです。
またお客様は当店よりも音に関しては知識が深く、当店からの音に関するアドバイスは全く不要でした。

お客様宅ではトステム樹脂サッシ(内窓インプラス)を4窓と防音ドアを一枚施工しました。
お施主様は全窓をスペーシア静STとインプラスでもお考えにもなりましたが、お家全体から考えますと窓だけが突出して効果が良くてもバランスが取れないと申し上げ、 取り下げていただきました。

防音ガラスはシーリング支持とし、より高い防音効果を目指し、枠側にも見えないところにシール材を充填。
築年数が二十年余と少し経過していましたので建付に気を遣います。
音は気密性と表裏一体ですので見かけ上の建付調整だけでなくタイト材(枠とドアの間の気密材)が密着していなければなりません。

特に施工上、注意と手間を要したのは防音ドアでした。
ドア吊り元取付け壁面は内部構造がタイル団子張りでドアを直接吊り込めそうにありませんでしたので補強枠を取付け、壁の不陸を調整し、 シール材で見えないところの隙間を埋めたのです。

そして防音ドアの構造は両面に防音建材を張りその上に化粧材を張りますが、その前に内部には吸音材としてグラスウールを充填してと、建材の質量が増えた分、 性能が良くなっています。さらにはグレモン締まり錠でドアを引き寄せています。

もちろん、窓を二重化する事により防犯上も安心で、しかも断熱効果も向上しました。
今回もお客様の思い通りの結果でその防音効果に対し非常に良い評価を下さいました。

工事は七月末でしたので、裏のお家の樹木に居る蝉が夜明けと共にやかましく鳴き狂っておりましたが、防音工事後、その静かさなる効果にお客様も感心と納得をされました。 また、後日の連絡で道路のバイク騒音も意識しないと判らないくらい静かになったと、お話し下さり、 特に音漏れが激しかったと思われる勝手口は、後付けドアのそのレベルの高い遮音に感心をしておられ本当に満足して頂けました。

本施工例は堺市。

2007/07施工



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